本日欧州中銀(ECB)理事会が開催される。今月より債券買い入れの規模を半減している事などから、政策金利や資産買い入れ規模についての変更は予想されていない。そうした中、市場の関心はドラギECB総裁の会見に集まっている。
 
 今月11日に公表されたECB議事録で、ECBが金融政策の正常化に向かう姿勢を一段と強めたと解された事からユーロ買いが活発化。しかし、コンスタンシオECB副総裁が17日に「 フォワードガイダンス変更は差し迫っていない」と発言しており、早期正常化についてECB内で足並みがそろっているとは考えにくい。ハト派のドラギ総裁が正常化に前向きな姿勢を示す可能性は低そうだ。それ以上に注意が必要なのはユーロ相場の水準である。ユーロ/ドルは前回(昨年12月14日)理事会以降も堅調な推移が続き、本日の欧州市場序盤に2014年12月以来となる1.2450ドル台に上昇している。ユーロ相場に対しけん制発言が出るようならば、利益確定売りを絡めてユーロが急落する可能性が高いと見る。思惑の交錯する中、直後のユーロ相場は荒れる可能性が高そうだ。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)