昨日のドル/円は米財務長官のドル安誘導発言を受けて大幅に下落。一時108.90円台まで売り込まれる場面もあった。22日には中国製品を念頭に緊急輸入制限(セーフガード)を発動するなど、米政権はこのところ保護貿易主義への傾斜を強めている。米大統領報道官が「ドルの安定」に言及して火消しに動こうとする様子も見られたがドル/円の戻りは鈍い。
 本日は世界経済フォーラム(ダボス会議)で現地時間夜にトランプ米大統領が演説を行うとあって、市場は警戒モードを解除できずにいるのだろう。そのほか本日は、欧州中銀(ECB)理事会後のドラギ総裁の会見に関心が寄せられている。対ユーロでのドルの動きがドル/円に影響を及ぼすケースも少なくない。本日のドル/円は、上値の重い展開が見込まれるが、要人発言にも神経質な反応を見せる場面がありそうだ。
本日の予想レンジ:108.500-110.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)