昨日のドル/円は、黒田日銀総裁が大規模緩和継続の方針を強調した事で円安が進むと一時111円台を回復。しかし、NYタイムにはドル売りが強まり110.20円台まで反落した。特段のドル売り材料があったわけではないが、強いて挙げれば米政権が太陽光パネルなどに緊急輸入制限(セーフガード)を発動した事が重しになったのだろう。

 いずれにしても、ドルの地合いの悪さが目立つ展開であり、本日のドル/円は再び110円割れを試す可能性がある。本邦勢(大企業・製造業)の想定為替レート110.18円に接近しているため、東京市場では押し目買いで下げ渋る事も考えられるが、そうした下支えが弱まる欧米市場では下落リスクが高まりそうだ。仮に想定レートを割り込む事になれば、日本株に悪影響が出る可能性もあるため要注目だろう。
本日の予想レンジ:109.600-111.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)