米つなぎ予算が前週末19日で失効しており、米国の政府機関は20日から一部が閉鎖されている。過去の経験上、市場への影響は軽微と見られるが、再開の見通しが立つまではドルの上値を抑える材料になりやすい。

 一方、21日に行われた独社会民主党(SPD)の党大会では、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と正式な連立交渉に入る事が賛成多数で決定した。ドイツの政局不透明感が薄れた事はユーロにとってポジティブな材料だろう。

 こうした中、本日のユーロ/ドルは1.2270ドル前後まで上昇して取引がスタート。先週17日に付けた約3年ぶりの高値(1.23235ドル)を視界に捉えたが、その後まもなく失速。前週末終値(1.22172ドル)をわずかに上回る水準(1.2220ドル台)まで押し戻されている。市場には様子見ムードが漂い始めており、これから市場に参入してくる欧米勢が、これらの材料にどのような反応を示すか注目したい。

 なお、日本時間15時に予定されていた米つなぎ予算案の上院採決は日本時間26時に延期されたようだ。まずはその結果を見極めたいところで、仮に否決に終わればユーロ高・ドル安の流れが再開するきっかけとなる可能性もあろう。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)