カナダ中銀(BOC)が本日の政策決定会合で0.25%の利上げを行う可能性を市場は9割方織り込んでいる。そのため、もし利上げを見送る事になればカナダドル相場は急激かつ大幅に下落する公算が大きい一方、予想通りの利上げを発表してもカナダドル買いは膨らみにくいと考えられる。

 最新のインフレ率がBOCの目標(1-3%)の中央値を超えた事や、足元の原油価格の上昇などから今回の利上げは妥当な措置と思われる。しかし、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が難航している事などを考慮すれば、BOCがさらなる引締めに前のめりの姿勢を示す可能性は低いだろう。声明などで改めて「慎重な(利上げ)姿勢」が示されれば、材料出尽くしのカナダドル売りが強まる可能性もある。注目イベント後の反落を警戒しておくべき局面だろう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)