ドル円は朝方113円を割り込み、112円88銭まで売られたがその後は米金利上昇を材料に113円台前半まで戻しもみ合い。ユーロドルは続落。1.19台半ばまで売られ、結局、昨年9月の高値を抜けずに反落。株式市場はまちまち。ダウは今年に入り初の下げとなったが、下落幅は12ドル。S&P500とナスダックはともに続伸。債券相場もまちまちながら10年債は売られる。長期金利はやや上昇し、2.47%台に。金は反落し、原油価格は反発。

米   11月消費者信用残高→ 279.51億ドル


ドル/円112.88 ~ 113.13

ユーロ/ドル1.1956 ~ 1.1982

ユーロ/円  135.12~ 135.48

NYダウ   -12.87 → 25,283.00ドル

GOLD   -1.90 →1,320.40ドル 

WTI   +0.29  → 61.73ドル  

米10年国債 +0.02 → 2.478%


本日の注目イベント

豪   豪11月住宅建設許可件数
韓   韓国と北朝鮮が会談
独   独11月鉱工業生産
独   独1月貿易収支
欧   ユーロ圏11月失業率
米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
加   カナダ12月住宅着工件数


 新年2日から上昇を続けていたNYダウもさすがに昨日は利益確定の売りに押されたのか下落しましたが、それでも下落幅はこの間の上昇幅に比べれば軽微。ダウは下げたとはいえ、他の主要指数は上昇して取引を終えています。今のところ「適温相場」に大きな変化は見られないということのようです。一方、米金利は相変わらず動意に欠け、昨日は30年債は買われていますが、10年債は売られており、長期金利はやや上昇しています。

 ドル円は日中に113円39銭前後まで上昇しましたが、そこを頂点に下落に転じ、113円を割り込む場面もありましたが、結局113円台前半で戻っており、先週末の雇用統計後の動きと大差ありません。そんな中、ユーロドルは比較的目立った動きを見せました。先週1.20台後半を記録したばかりでしたが、昨日は1.19台半ばまで売られ、ややドル高が進んだ格好です。

 ECBは今月から債券購入額を600億ユーロから半額の300億ユーロにします。この減額に関してドラギ総裁は、「テーパリングではなくダウンサイジングだ」と述べていましたが、景気回復が鮮明になる中、どこで資産購入を止め、政策金利の引き上げに向かうのかがユーロ圏における今年最大のテーマです。

 ドル円は引き続きレンジ相場で、112円~113円台半ばでのもみ合いを繰り返しています。こちらはFRBが想定する「年3回の利上げ」が今年も実施できるのかが焦点ですが、昨日アトランタ連銀のボスティック総裁は「ゆっくりとした政策緩和解除を継続することに違和感はない。ただし、それが年3、4回の利上げだということは必ずしも意味していない」と講演で述べています。その理由として「(インフレ率が6年連続で当局の目標に達していない意味合いを懸念している」と語っています。因みにボスティック総裁は今年のFOMCでの投票権を有しています。

 連休が終わり、日本勢は今日からが本格的な2018年の始動という印象もあります。先週は米国株に負けじと、日経平均株価は2日間で950円の上昇を記録し、これまで壁となっていた2万3000円を大きく上抜けしてきました。本日も米国株の上昇を好感し買われる展開が予想されます。ドル円は113円割れの可能性もありますが、それ程深押しもなく堅調に推移するものと予想します。韓国と北朝鮮の会談が気になりますが、内容的には市場にはプラスに作用し、緊張がやや緩和される方向かと思われます。レンジは112円70銭~113円50銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)