ドル円は東京時間の夕方に113円を割り込み、112円68銭前後まで下落したが、NYではもみ合い。113円には届かず、112円台後半での取引に終始。ユーロドルは続伸。ドイツ国債などの利回りが上昇したことから1.   1959近辺までユーロ高が進み、引け値でも1.19台を維持するのは9月以来4カ月ぶりとなる。株式市場は揃って上昇。祝日に挟まれて薄商いとなる中、ダウは63ドル上昇し、10日ぶりに最高値を更新。債券も薄商いの中やや売られ、長期金利は2.43%台へと上昇。金は6日続伸し1300ドル台に迫る。原油価格も小幅に反発。

新規失業保険申請件数        → 24.5万件

12月シカゴ購買部協会景気指数  → 67.6


ドル/円112.80 ~ 112.99

ユーロ/ドル1.1933 ~ 1.1959

ユーロ/円  134.70~ 134.98

NYダウ   +63.21 → 24,837.51ドル

GOLD   +5.80 →1,297.20ドル 

WTI   +0.27  → 59.91ドル  

米10年国債 +0.020  → 2.431     %


本日の注目イベント

独   独12月消費者物価指数(速報値)
米   米債券市場は短縮取引


 ここ1週間ほど113円で推移していたドル円は、昨日の東京時間の午後には「久しぶりに」動意を見せ、112円68銭前後までドル安が進みました。日経平均株価が127円安と、最近にしては大きく下げたことや、北朝鮮が人工衛星かミサイルを発射する準備を進めているという報道。さらにはビットコインの乱高下で韓国の仮想通貨取引所が閉鎖する可能性があることなどが材料となって、ドル売りが進んだものと見られます。もっとも、ドル安の勢いは現時点で昨日の東京時間に限定されていたようで、海外市場ではややドルが買い戻されています。

 昨日のコメントではややドル売り圧力が感じられるということで、予想レンジを若干下方に見ていました。また今年最後のドル円の水準も113円台か112円台で、114円はないと予想しましたが、どうやらこのままで行くと、その水準で「越年」しそうな状況です。昨日のドルの下落も、短い「1時間足」では相当な下落幅に見えるものの、「日足」では結局「雲の上限」に支えられた格好になっています。逆に言うと、「雲の下限」を抜けるとやや下落スピードが加速しそうな気配で、その水準は112円10-15銭近辺になります。大きく言えば、112円が維持できるかどうかが、来年早々の相場へ影響を与えそうです。さらに長い「月足」でみると、2015年6月の高値である125円86銭からのレジスタンスラインに抑えられており、このラインが抵抗してドル円が上昇できないでいるようにも見えます。目先は11月に記録した直近の高値である114円74銭が抜けるかどうかが、やや長い目で見たドル上昇のポイントだろうと思います。

 今年も今日が最後の取引日となりました。東京時間ではやはり株価をにらんだ動きかと思います。NY市場でも、債券が短縮取引となるため金利も大きな変動がないと思われ、値動きも限られると予想します。本日の予想レンジは112円50銭~113円20銭程度と見て、引け値も113円10銭前後と予想します。但し、これは単なる「勘」ということですが。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)