ドル円は引き続き小動き。113円台前半で推移し、値幅も20銭を切る無風状態。ユーロドルは朝方1.19台まで上昇する場面があったものの、上値は重く、1.1885まで押し戻される。ユーロは対円でも135円に迫る水準まで買われ、2年ぶりのユーロ高を記録。株式市場は反発。ダウは28ドル上昇し、3営業日ぶりに反発。他の主要指数も揃って上昇する。債券は小幅に買われ、長期金利は2.41%台へと低下。金は買われ5日続伸。原油は前日60ドル台に乗せたものの反落。

12月消費者信頼感指数     →  122.1

11月中古住宅販売成約指数  →  +0.2%

ドル/円113.20 ~ 113.37

ユーロ/ドル1.1885 ~ 1.1911

ユーロ/円  134.64~ 134.98

NYダウ   +28.09 → 24,774.30ドル

GOLD   +3.90 →1,291.40ドル 

WTI   -0.33  → 59.64ドル  

米10年国債 -0.065  → 2.411     %


本日の注目イベント

日  11月鉱工業生産
米   新規失業保険申請件数
米  12月シカゴ購買部協会景気指数


 ドル円は今朝も113円台で推移しており、これで先週21日より、5営業日連続で113円台での動きとなり、しかもその間の値幅は50銭を下回るやや異常な状況です。昨日も当社のお客様から問い合わせがあり、「ドル円が動かないのは、何か特別の理由があるんですか?」という内容でした。筆者は「いやいや、特別の理由がないから動かないんですよ」、そう答えました。今年のボラティリティーの低さを象徴するような動きと言えます。

 いよいよ今年も残すところあと1日になりました。このままでいくと、113台で越年するかあるいは、112円台での越年ということになりそうな気配です。昨日は米長期金利がやや低下したことでユーロドルでは「ドル安ユーロ高」が進みましたが、ドル円はそれ程売られていません。その結果、ユーロ円は134円98銭前後まで上昇し、約2年ぶりの高水準を記録しています。クロス円はほぼ同じ状況で、円の独歩安の様相でした。

 本日も海外市場が開くまでは大きな値動きは期待できません。NY時間にはシカゴ購買部協会景況指数が発表されることから、やや期待したいところです。今朝のニュースでは空席のFRB副議長候補の名前をウォールストリ-ト・ジャーナル(WSJ)紙が報じています。一人はPIMCOのマネージングディレクターのクラリダ氏で、もう一人は元FRB理事を経験したリンゼー氏です。さらにPIMCOの元CEOのエラリアン氏も候補に挙がっているようです。この3人の金融政策に対するスタンスはまだ分かっていませんが、FRB副議長はFOMCでは常に投票権を持っているだけに、注目されます。来年2月には議長と副議長、さらにはその後NY連銀総裁も替わるという、これまでに変化がFRBでみられることになります。当然ながら今後の出口戦略の総仕上げに影響を与えることになります。

 本日も昨日と同じですが、ややドル売り圧力が強いとみて、112円70銭~113円50銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)