カナダドル/円相場は、12月に入り89.20-30円台で伸び悩む展開が続き、先週18日には一時87.20円台まで押し戻される場面もあった。しかし足元では再び89円台へと持ち直しており、抵抗突破に再挑戦する勢いとなっている。

 足元の上昇要因は、カナダ中銀(BOC)の早期利上げ再開期待とカナダの主要輸出品である原油価格の上昇だ。先週21日に発表された11月消費者物価の伸びが上ブレした事などから、BOCが来年1-3月期に利上げを再開する確率(金利デリバティブ市場の織り込み度合い)は7割近くに達している。そうした中、昨日はリビアの原油パイプラインが武装集団によって爆破され、NY原油先物が約2年半ぶりに60ドル台を回復した事もカナダドルの追風となった。

 多くの国がクリスマス・ホリデー明けとなる本日の相場展開が、今後のカナダドル/円の行方を左右する事になるだろう。またしても89.30円台で頭打ちとなれば、上昇機運は急速に薄れる一方、月初来の抵抗であるこの水準を突破できれば、90円の大台回復が視野に入りそうだ。本日もNY原油先物の動きに注目しておきたい。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)