ジーニー <6562> (東マ)は、12月18日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、メディアの広告枠を自動で売買するアド・プラットフォーム事業、マーケティングのAI/自動化を行うマーケティングオートメーション事業を運営している。2010年4月設立。以来、事業領域と提供地域を拡大し、順調に売上高が増加。2016年3月期、主力サービスであるインターネットメディア向け広告収益大化プラットフォーム「GenieeSSP」が国内トップクラスの規模へ拡大し、DSPやDMP、マーケティングオートメーション領域についても、順調にシェアを伸ばしている。
 
 今2018年3月期は、同社の強みである技術開発力と事業推進力を活かし、顧客ニーズや技術進化に沿った既存サービスの改善強化や新規サービスの開発、顧客提案に取り組んでいる。具体的には、アド・プラットフォーム事業において、主力の「GenieeSSP」の新規媒体獲得や機能強化、広告主向け広告配信プラットフォーム「GenieeDSP」の代理店営業強化等に注力している。マーケティングオートメーション事業では、マーケティングオートメーションプラットフォーム「MAJIN」のAI関連機能強化や新規顧客獲得、ビッグデータを活用した広告配信やマーケティング施策の適化プラットフォーム「GenieeDMP」の利用促進等に注力しているほか、海外拠点では、システム開発体制並びに組織強化に注力し、現地企業のニーズに合わせながら「GenieeSSP」を始めとするサービス提供の促進を図っている。
 
 今18年3月期第2四半期業績実績は、売上高64億8800万円、営業利益2億4500万円、経常利益2億3700万円、最終損益1億3200万円の赤字に着地。
 
 今18年3月期業績予想は、売上高147億3100万円(前期比25.6%増)、営業利益5億4800万円(同2.1倍)、経常利益5億2200万円(同2.7倍)、最終損益4700万円の黒字(同1400万円の赤字)を見込む。上場で調達した資金は新製品の開発や人材確保に振り向け、年間配当予想は、無配を予定している。
 
 株価は、上場日の12月18日に公開価格1350円を98.1%上回る2674円で初値をつけ、同19日高値2970円と上昇、同21日安値2019円まで下落した後、同25日高値2619円と切り返している。国内屈指の高速データセグメンテーション技術「Segment Index」を独自開発。マーケティングオートメーションプラットフォーム「マジン」に搭載し、膨大なデータからより精緻なユーザーターゲティングをリアルタイムで実施。産学連携による技術研究を行っていることが同社の強み。通信キャリアや広告代理店など、国内外の有力企業との連携による高い成長、国内トップクラスの規模の主力の「GenieeSSP」をベースに、事業軸と地域軸でアジアで事業規模を拡大することへの期待感が高く、下押す場面では買い妙味が膨らみそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)