南アフリカでは、16日から20日にかけて与党・アフリカ民族会議(ANC)の党大会が行われる。中でも注目は次期党首を選ぶ代表選挙だ。事実上の次期南アフリカ大統領選であり、市場の関心は高い。現職のズマ大統領は任期を満了して退任するが、その後継者が大統領の元妻であるドラミニ・ズマ氏だ。もう一方の候補は、現職の副大統領で反ズマ色が強いラマポーザ氏だ。世論調査によるとラマポーザ氏が優勢とされており、独裁的な政治手腕や汚職疑惑などからズマ大統領の求心力が低下する中で、ドラミニ・ズマ氏の支持率も伸び悩んでいる。

 もっとも、「選挙は水物」であり、世論調査どおりの結果にならないケースを我々は最近も数多く見てきた。もし仮に、ドラミニ・ズマ氏が逆転勝利となれば、大幅なランド安は避けられないだろう。その可能性は高くないと見られるが油断は禁物だ。現状、党首選の正確な投開票日時は不明だが、党大会の終盤になると見られている。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)