昨日のドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ発表後に112円台半ばまで反落した。米11月消費者物価指数の伸びが弱く売り優位の展開となっていたドルは、2人のFOMCメンバーが利上げに反対していた事などから下げが加速した。
 もっとも、FOMCは来年のインフレ見通しと利上げ見通し(0.25%の利上げを3回)を維持しており、発表後のドル安加速には意外感もある。利上げに2人の反対が出た事はやや驚きではあったが、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁とエバンズ・シカゴ連銀総裁は、ともに来年には投票権を失う輪番メンバーだ。従来から追加利上げに消極的な発言を繰り返していた事も良く知られている。
 昨日のドル/円の下げは短期筋の手仕舞い売りが主導した可能性が高いと見ており、尾を引く事はないだろう。週足一目均衡表の雲(執筆時112.472円)や52週移動平均線(執筆時112.236円)などのサポートが期待できる112円台では中長期投資家による一定の買い意欲が見られそうだ。
本日の予想レンジ:112.300-113.400円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)