先週はブログで「円安シグナルが点灯」したところまでお伝えしました。週末は順調に円安方向に少し伸びて、113円台半ばに達しました。米ドル円相場の最近の流れを振り返りますと、9月に107円台で円高が止まってから、11月上旬に114円台まで円安になりました。11月中旬に「円高トレンドに入る」と予想して、具体的な予想レートとして、「最大で110円台に突入するくらいの円高エネルギーを抱えている」と明言。11月の最終週に本当に、予想通り110円台に突入!円高予想レートに到達したことにより、それまで抱えていた円高エネルギーが放出されて、その後は、円安方向へ反発開始。先週は、単なる反発の域を超えて、「円安シグナルが点灯」したと判断。週末には順調に円安が進んで、1ドル=113円台半ばまで円安が進んでいる状況です。
 
 さて、今週の見通しと言いますか、これから年末の為替予想について。今回の円安トレンドは、まだもう少し伸びる可能性があると考えます。具体的には、114円台が射程距離圏内に入っていると見ています。今年5月、7月、11月の円安局面ではいずれも114円台止まりでした。しかし、今回は、年末などの取引が薄い状況では、時に、相場の動きが加速することもしばしばありますし、115円回復もあり得るのではないかと見ています。もし、115円に達すれば、今年3月以来(終値ベースではおそらく今年1月以来)、久しぶりの円安水準になります。
 
 株式相場も日本だけでなく、世界的に一時的な急落は見られましたが、買い遅れた投資家の買い意欲が高いためか、なんとなく盛り返しています。NYダウは先週金曜日、終値ベースでまた史上最高値を更新(週末終値2万4329ドル)。日経平均株価については、11月にそれまで2カ月ほど続いた株価暴騰が止まって軽い調整局面(保ち合い)に入っていました。2万2800~2900円あたりが上限の抑制帯となっており、もしも今月その水準を突破できれば、年内に2万3500円超えの可能性が高まると思われます。
 
 トルコリラ円については、もうだいぶ、ひと安心できる状況だと思います。先月は、最大下落メド28円近辺と何度も書いていましたが、あわや28円割れ寸前という状況が、11月下旬に何日も続いて、とても嫌な状況でヒヤヒヤしていた読者の方も多かったと思います。結果的には、本当に28円近くで底打ちして、先週は29円台半ばまで戻ってきました。トルコリラは、為替レートが上がらなくても、年率10~11%の高金利(高スワップ)の利息で元本回収できます。今週は14日に楽しみなトルコの金利発表が予定されています。私は、トルコの経済指標を見れば、金利をさらに引き上げてもいいと言いますか、引き上げるべきだと思っています。おそらくトルコ国内の専門家の間でも、同じように、金利をさらに引き上げるべきとの声はあるはずです。しかし、トルコの大統領周辺が、金利を上げることに難色を示していて、圧力をかけている噂もありますので、現状維持(金利変更なし)というのが一般的な見方かなと思います。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)