【通貨ペア】
米ドル/円

【今日のトピック】
いつもの雇用統計以上に平均時給への注目度が高い

【基調】
上値模索

【目先の注目材料】
・米11月雇用統計
・米長期金利、主要国株価

【本文】
米長期金利はこのところ、利上げ観測に沿って2年債利回りが上昇する一方、インフレ低迷観測が根強く10年債利回りは横ばいから低下気味で推移してきた結果、長短スプレッドは縮小基調が鮮明であった。スプレッドの縮小については景気減速のシグナルとの見方もある。

こうした中、為替市場ではドルが全般的に弱含む展開となっていたが、昨日は「トランプ米大統領が来年1月にインフラ投資計画を発表する」と報じられた事を受けて、長短スプレッドが久しぶりに拡大方向へ動き、それとともにドルが上昇した。思い返せば、トランプ米大統領は大統領選の公約として「1兆ドルのインフラ投資」をぶち上げていた。こうした流れは、景気刺激と財政拡大の両面から、長めの長期金利に対する上昇圧力を生みやすい。

そこで注目されるのが、本日発表される米11月雇用統計だ。中でもインフレ期待への影響という観点から平均時給が焦点となる。賃金上昇率が強めの伸びを示すかどうかがドル/円の浮沈のカギを握っていると言っても過言ではないだろう。

なお、米11月雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数19.5万人増、失業率4.1%、注目の平均時給は前月比+0.3%(前回±0.0%)、前年比+2.7%(同+2.4%)となっている。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)