トルコリラ/円は先月28日に過去最安値となる27.993円まで下落したが、その後は6日移動平均線を上抜くと同線の傾きが下向きから上向きに転じたほか、9月高値を基点とするレジスタンスラインを突破するなど、底入れの兆しが見られる。今月に入りエルドアン大統領の首席経済顧問であるセミル・エルテム氏が「インフレ見通しが悪化した場合は中銀はいつでも利上げできる」と発言した上、トルコ11月消費者物価指数が前年比+12.98%(予想:+12.50%)と2003年に現行の統計方式として以降最も高い伸びとなった事などから、トルコ中銀の利上げ期待が高まっている事は見逃せない。こうした中、相場は自律反発に向かう可能性が出てきた。日足上のボリンジャーバンド+2シグマ(執筆時29.615円)を突破すると、一目均衡表の雲下限(本日は30.361円)に向けた一段高もあるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)