トレードワークス <3997> (JQS)は、11月29日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。同社は、証券市場の発展の一翼を担い、金融資本市場の発展と豊かな社会、またそこで働く人々に貢献するべく証券システムの開発を主な事業として展開している。証券会社や金融情報システムサービス会社向けのシステムの開発・保守・運用を行っている「証券システム事業」、主にFX会社向けのシステムの開発・保守・運用を行っている「FX(外国為替証拠金取引)システム事業」、ソフトウエアやネットワークの脆弱性による、個人情報等の重要情報の漏えいや第三者からのシステムへの不正侵入・不正操作の危険性を診断するサービスを提供する「セキュリティ診断事業」を運営している。
 
 同社は、証券業界・FX業界・商品先物業界の顧客の様々なニーズに応えるため、主力のインターネット証券取引システムをはじめ、不公正取引監視システム、ディーリングシステム、取引所売買端末、インターネット取引所端末、セキュリティ診断サービスの製品を取り揃えている。
 
 今2017年12月期第3四半期業績実績は、売上高10億5600万円、営業利益2億4400万円、経常利益2億4000万円、純利益1億5700万円に着地。同社は、より付加価値の高い製品・サービスを提供できるよう、顧客ニーズの把握と情報収集に尽力したほか、同社がこれまで取り組んできた技術革新や、開発案件の中で培った様々な技術分野でのノウハウを活かし、証券システム事業におけるスマートフォン向けアプリ開発やセキュリティ診断事業における新規顧客の獲得等が寄与し、業績は堅調に推移している。
 
 今17年12月期業績予想は、売上高13億9500万円(前期比22.0%増)、営業利益2億2200万円(同42.9%増)、経常利益2億0700万円(同35.5%増)、純利益1億3400万円(同31.2%増)を見込む。上場で調達した資金はSEの採用に充てる計画で、年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、上場3日目の12月1日に2200円の約6.2倍相当の1万3600円で初値をつけ、同日高値1万4690円と買い進まれた後、6日安値8900円と下げている。足元の業績が好調で、今後は人工知能(AI)や仮想通貨に関わるシステムを手掛ける方針に対する期待感が高まり、高人気となった反動で売られている。来18年12月期業績予想を見極めようと見送り気分が強まりそうだが、市況が上向けば、リバウンドする可能性は高く、需給改善を待つところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)