本日は、カナダ中銀(BOC)の金融政策発表が予定されている。政策金利(1.00%)の据え置きはほぼ確実と見られており、市場の関心は同時に発表される声明に集まっている。前回、10月の声明で「理事会は今後、政策金利の調整に慎重を期する予定」「労働市場には賃金など依然としてたるみがある」などとして、追加利上げに慎重な姿勢を示した。

 ただ、今月1日に発表されたカナダ11月雇用統計は、雇用者数の大幅増とともに失業率が2008年2月以来の水準に低下するなど、すこぶる良好であった。また、7-9月期国内総生産(GDP)も前期から減速したとはいえ予想を上回る伸びを示している。こうした中、BOCが慎重姿勢を維持するのか、本日の声明が注目される。

 現時点で、カナダ金利デリバティブ(OIS)市場における来年1月の利上げ(0.25%)織り込み度合いは4割程度と、極めて中途半端な水準にある。本日のBOCのスタンス次第では、どちら側にも振れる余地があると言えそうだ。ボリンジャー・バンドの中央(=21日移動平均線)付近で推移しているカナダドル/円相場にも同じ事が言えるだろう。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)