先週は円高予想(110円割れ)がズバリ的中! 円高エネルギーが放出されたことにより、週後半は1ドル=112円まで反発しました。今年9月から11月上旬にかけて、107円から114円へとやや大きめの円安トレンドが発生。11月にトレンドが円高に転換したと判断。具体的な円高メドとして「第一の円高メド112円近辺」、「第二の(最大の)円高メド110円台突入」とはっきり予想しました。
 
 11月3週目末に第一の円高メド(112円近辺)に到達。11月最終週に最大の円高メド(110円台突入)も予想的中。短期的な円高エネルギーが放出されたため、先週後半は112円まで戻ってきたというのがここまでの流れです。11月の円高予想が的中して、短期的な相場エネルギーを出し切って、その後の反発が生じている段階ですので、しばらくは、あまり方向感の出にくい状況が想定されます。
 
 そのなかでも重要度が高めの水準としましては、円安方向は112円台半ば~後半あたり。先月下旬以降、上値を抑制している水準であり、もしも、その水準を上方に突破することになりますと、この年末は、そのまま、円安に進んで終わり。(具体的には再び113円~114円台へ)というシナリオが考えられそうです。
 
 逆に、円高方向は111円近辺。先月の安値圏でもあり、円高方向の動きはその水準で止められやすいと思われます。万が一、その水準を下抜けるようなことになりますと、その場合は、この年末はそのまま円高に進んで終わり。その場合、具体的には110円を割れて、年末109円台突入もあり得ると見ています。
 
 ユーロ円が、下落したり上昇したり、短期的には目まぐるしく方向性が変わっていますが、しかし、大きな見方は変わりません。今年9月後半以降、1ユーロ=131円台後半~134円台前半までのレンジ相場。レンジの上限(134円)と下限(132円~131円台後半)が強力に作用しており、上限はユーロ高の動きを、下限はユーロ安の動きを完全に食い止めています。現状、まだレンジ内にどっぷりつかっていて、このまま年末まで続く可能性もあるわけですが、強いてどちらかといえば、上向きの兆候もチャート上では出ています。
 
 もし、レンジの上限をブレイクすれば、1ユーロ=140円回復という、かなりのユーロ高・円安水準も視野に入ってきますし、逆に、ここから下限(132円近辺)を割り込むような動きが生じれば、今年6月以降のユーロ高・円安の起点(122円)あたりに戻るシナリオも浮上しますので、両極端ですが、2つのシナリオを想定しておきたいです。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)