サインポスト <3996> (東マ)は、11月21日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、金融機関及び公共機関に向けて「お客さまの IT 部門の一員」となり、問題・課題の抽出を行い、それらを解決する具体的な施策を提案し、顧客企業の立場になって実行する「コンサルティング事業」及びベンチャー企業等が有する先端技術を活用することで、金融機関の業務効率化と低コスト化を実現するより付加価値の高いサービスの開発と提供を行う「ソリューション事業」を運営している。また、今2018年2月期第2四半期から、新たに「イノベーション事業」を行っている。
 
 同社は、主に地方銀行を中心とした顧客へのプロジェクトマネジメント支援及びクレジットカード会社、投資運用会社等のIT部門支援等のコンサルティング事業を既存顧客を中心に受注しているほか、新規案件獲得にも尽力している。また、前17年2月期から本格的にスタートしたバッチ処理高速化サービス、事業性評価サービス等のソリューション事業の事業拡大に取り組んでいる。A.I.のひとつであるディープラーニングを応用したレジスター製品の研究開発を行うイノベーション事業においても、大手企業との間で共同開発契約を締結しており、同社が保有する知的財産の権利許諾の対価を売上として計上を計画している。
 
 今18年2月期第2四半期業績実績は、売上高14億6800万円、営業利益1億4000万円、経常利益1億3600万円、純利益9900万円に着地。
 
 今18年1月期業績予想は、売上高27億2300万円(前期比58.0%増)、営業利益3億2500万円(同90.1%増)、経常利益3億0700万円(同84.9%増)、純利益2億0200万円(同90.6%増)を見込む。上場で調達した資金は人材採用や研究開発などに充てる計画。年間配当予想は、期末一括10円を予定している。
 
 株価は、上場2日目の11月22日に2200円の3.88倍相当の8530円で初値をつけ、28日高値1万5230円と買い進まれた後、モミ合っている。地方銀行向けのIT(情報技術)関連のコンサルティングが好調なほか、「JR東日本スタートアッププログラム」に同社の『スーパーワンダーレジ』が採用。人手不足の解消とレジ待ち時間の短縮に貢献することから、今後業績に寄与するとの期待が高まっている。公開価格の約7倍と大きく上昇したため、短期的には高値波乱の展開が予想されるが、高い成長期待から突っ込む場面があれば、買い好機と捉えたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)