ポンド/円相場は、10月安値146.900円と11月28日安値146.964円をダブルボトムとして、ネックラインの151.920円(11月1日高値)に向けた反発局面にある。日足一目均衡表の雲上限も上抜けており、上昇継続が見込めるチャートフェースとなっている。足元のポンド買い材料は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に伴い英国が負担する精算金の交渉にメドが付いたとの報道だ。ただ、これを原動力としてポンド/円が(ネックライン越えの)152円台まで上昇できるかについては懐疑的にならざるを得ない。精算金の交渉は、あくまでもブレグジット交渉のファーストステップに過ぎず、次のステップとして最も重要な離脱後の「通商交渉」が待っている。ようやく次のステップに進む用意ができたに過ぎず、これをもってブレグジットをめぐる不透明感が晴れたとするのはあまりに早計だ。ポンド/円の上伸には、一段の強気材料が必要になると見ておくべきだろう。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)