本日のNYタイム終盤に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公開される。1日に発表した声明では景気判断こそやや引上げたものの、利上げに前のめりな印象は与えなかった。かといって、低インフレを過度に警戒している様子も見受けられなかった。議事録では、インフレが思うように上昇しない中で、FOMCが描く今後の利上げの道筋にも変化がないのか確認したい。

 ただ、来月12月の利上げは市場に9割以上織り込まれており、確定的と言って差し支えない状況にある。その上来年のFOMCはメンバーが大きく入れ替わる事が決まっている。つまり、議事録が12月利上げに対する市場の見方を変える可能性はほぼない上に、市場としては議事録が示す(来年の)見通しを鵜呑みにするわけにはいかないのだ。ましてや、米国勢は明日の感謝祭から4連休に入る参加者が多い。余程のサプライズがない限り、NYクローズ間際のFOMC議事録に市場が強い反応を示す可能性は低いだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)