本日は、米10月消費者物価指数と米10月小売売上高の発表が予定されている。米国のインフレと個人消費に関する重要統計が同時に発表されるとあって市場の関心は高い。市場予想は消費者物価指数が前月比+0.1%、前年比+2.0%、コア前年比+1.7%であり、小売売上高が前月比±0.0%、除自動車前月比+0.2%となっている。いずれも、前月(9月分)がハリケーンの影響から強めの数字が出ていただけに、今回はその反動(による鈍化)が見込まれているようだ。

 ドル/円が直近のレンジ下限に接近するなど、足元の流れはドル売りに傾きつつある。こうした中、市場はドル売り材料に敏感な反応を見せる可能性がある。中でも消費者物価指数の鈍化は来年の利上げペース減速の思惑を呼びやすいため要注意だろう。

 仮にドル/円が113円台を割り込む事になれば、週足一目均衡表の転換線(執筆時112.865円)が下値メドとなるが、ここで下げ止まらなければ、同じ週足一目均衡表の雲上限(同112.323円)まで下値余地が拡大する事になるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)