ランド/円は今年3月に9円目前まで上昇した後は、3月と9月の高値をレジスタンス、4月と8月の安値をサポートとする三角もち合いを形成していたが、10月後半にもち合いを下抜けた。その後やや値を戻したが、もち合い下限に阻まれて失速すると、11月13日の朝方に2016年11月以来となる7.858円まで一段安となっている。今月9日にズマ大統領が高等教育の無償化を発表したが、厳しい財政の中で更なる重しになると解されて格下げが懸念された事も、ランド/円の下げに拍車を掛けている。ファンダメンタルズ面からも下向きの材料が出ており、ランド/円は下落トレンドに入った可能性が高まっている。こうした中で年初来安値を更新するようならば、目先的には週足の一目均衡表の雲下限(今週は7.617円)に向けた一段安もあるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)