エイトレッド <3969> (東マ)は、前週末10日に2円安の2970円と小幅に3日続落して引けた。同社株は、直近安値から大陽足を立てて200円高しており、日経平均株価が、前週末におよそ2カ月ぶりに3日続落して引けたことが波及し、同社株にも当面の利益を確定する売り物が出た。ただ、テクニカル的に、25日移動平均線で下値を確かめるチャート形成となっており、今年10月28日に発表した今2018年3月期第2四半期(2017年4月~9月期、2Q)の順調な業績推移を見直し、下げ過ぎ訂正買いが下値に交錯した。また、今期から新規に導入した株主優待制度込みの総合利回りの高さに加え、株式需給的にエイトレッドの発行済み株式数が、220万株にとどまり、親会社のソフトクリエイトホールディングス <3371> と第2位大株主のSCSK <9719> との合計保有株式数が151万株に達し、浮動株比率が20%以下となっていることが、値動きの軽さにつながるとして買い材料視されている。
 
■クラウドサービスの新規導入企業が順調に増加しシェアも拡大
 
 同社の今2018年3月期2Q累計業績は、期初予想をやや上ぶれ前年同期比7.5%増収、3.6%営業増益、4.7%経常増益、8.8%純益増益と続伸して着地した。利用拡大が続くクラウドサービス市場で、業務の効率化、敏速化を実現するワークフロアソフトウエアやクライドサービスの需要が好調に推移し、人員増強など販売体制を強化し、クラウドサービスの主力の「X-point Cloud」などの新規導入企業が順調に増加、シェアを拡大しクラウドサービスの売り上げが、前年同期比55.9%増となったことなどが寄与した。安倍内閣が推進している「働き方改革」の一環として今年7月24日に開催された「テレワーク・デイ」に同社自身が参加するとともに、テレワーク・デイ仕様の「X-point Cloud」を30日間無料でトライアル提供したことなども訴求力向上につながった。
 
 今3月期通期業績は、売り上げ11億5000万円(前期比19.6%増)、営業利益3億3600万円(同16.5%増)、経常利益3億3600万円(同20.6%増)、純利益2億2100万円(同16.0%増)と続伸が予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。親会社のソフトクリエイトHDの2Q業績は、経常利益が9期連続の過去最高更新となったが、この要因の一つに業務用クラウドサービスの受注好調が上げられており、エイトレッドへの好波及も期待される。なお、同社の今期配当は、31円(前期実績28.47円)へ連続増配を予定しているほか、今期から株主優待制度も新設し、100株から500株を保有する株主には年間4000円相当のクオカードを贈呈する。
 
■25日線出没の三角保ち合いを上放れ低浮動株比率の需給特性を発揮し一段の戻りにトライ
 
 株価は、今年8月につけた上場来安値2816円は下げ過ぎとして3020円までリバウンドし、北朝鮮関連の地政学リスク懸念で2841円まで再調整し、足元では25日移動平均線を出没する三角保ち合いを続けてきた。株主優待制度込みの総合利回りは、2.39%に達し、低浮動株比率の超小型株特性を発揮して三角保ち合いを上放れ一段の戻りにトライする展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)