ダイキョーニシカワ <4246> (東1)は、前日1日に16円高の1935円と反発して引け、取引時間中には1944円まで買い進まれ10月27日につけた年初来来高値1969円に肉薄した。同社株は、11月7日に今2018年3月期第2四半期(2017年4月~9月期、2Q)累計決算の発表を予定しているが、今年8月10日に上方修正されたその2Q累計業績が上ぶれ、増収増益転換率を拡大させるとの期待を強めて割安修正買いが再燃した。中期的にも、主力取引先のマツダ <7261> が、今年8月に電気自動車(EV)の開発などでトヨタ自動車 <7203> と業務・資本提携したことで、業績の成長可能性を高めるとして買い手掛かりとなっている。
 
■積極的な設備投資、研究開発の負担増をカバーし通期純利益は過去最高目前
 
 同社の今期2Q累計業績は、今年8月の今期第1四半期(2017年4月~6月期、1Q)決算開示時に上方修正され、期初予想より売り上げを20億円、営業利益を3億円、経常利益を7億円、純利益を2億円それぞれアップさせ、前年同期比8.8%増収、7.8%営業増益、21.0%経常増益、15.1%純益増益と増収増益転換率を拡大させている。主要販売先の生産増に伴い製品売り上げが増加し、この増収効果とコスト低減活動の寄与が相乗して上方修正につながったもので、今期の年間設備投資が、東広島市の新拠点設立に向け約190億円(前期実績72億円)、さらに研究開発費も、次世代車種開発のため約34億円(同32億円)と積極的に計画している負担増をカバーする。
 
 今3月期通期業績も、今年8月1日に2Q累計業績とともに同時に上方修正されており、売り上げ1620億円(前期比4.1%増)、営業利益156億円(同8.5%増)、経常利益160億円(同15.4%増)、純利益112億円(同10.9%増)と増収増益転換率を拡大し、純利益は、過去最高(2016年3月期)の115億7600万円目前となる。今3月期通期業績の上方修正幅は、今期2Q累計業績の上ぶれ分をそのまま上乗せしたもので、業績環境は、さらに円安・ドル高の進行など好転しているだけに、前期業績と同様に2Q累計決算開示時での再上方修正期待も強めている。なお今期配当は、年間30円(前期実績28円)と連続増配を予定している。
 
■年初来安値から5割超高もPERは12倍にとどまり分割権利落ち後高値にキャッチアップ
 
 株価は、前期の配当権利落ちでつけた年初来安値1271円を起点に右肩上がりトレンドを続け、今期業績の増収増益転換・連続増配予想、マツダ・トヨタ自動車の提携、今期業績の上方修正などの好材料が相次いだことがフォローとなって年初来高値1969円まで55%高し、スピード調整中である。この高値水準でも、なおPER12倍台と割安であり、一段の上値追いが有望となる。年初来高値抜けから、まず2015年12月31日を基準日に実施した株式分割(1株を4株に分割)の権利落ち後高値2280円にキャッチアップしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)