先月の欧州中銀(ECB)理事会でドラギ総裁が「政策変更について『おそらく10月に決定する』」と発言した事により、本日の理事会で緩和縮小の具体策が発表されるとの期待が高まっている。

 今回は(1)資産買い入れの規模・期間、(2)買い入れ期間終了後の方針について、の2点がポイントである。まず(1)について、市場予想はばらつきが大きいものの、毎月の資産買い入れ額を200~400億に減額(現在600億ユーロ)すると共に、その期間を6カ月~9カ月とするとの声が多いようだ。昨年12月は緩和縮小規模とその期間を巡ってユーロ相場が神経質に推移した。今回も総額(買い入れ規模×期間)で考える必要があり、総額が小さければユーロ買い、大きければユーロ売り材料となろう。

 次に(2)について、準オープンエンド(期間終了後の再投資がありうる事を示唆)型となるか注目したい。ECBが緩やかな緩和縮小の方針であるならば、前回に続いて「資産購入プログラムの規模、期間を拡大、延長する用意がある」との文言を残す事が予想される。仮に削除されるとECBの出口論が浮上してユーロ買いが強まりかねないため、その可能性は小さいと見る。

 その他、ドラギECB総裁会見も予定されており、変数の多い中で直後は神経質な値動きとなりそうだ。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)