本日は、カナダ中銀(BOC)が政策金利を発表する。市場予想は1.00%で据え置きとなっており、金利デリバティブ市場の織り込み度合いも昨日終了時点で17.2%と低水準にとどまっている。前回(9月6日)の利上げも、ほぼ「予想外」ではあったが、直前の織り込み度合いは43.6%に上っていた。なお、9月声明では「家計債務水準が高止まりしている現状を踏まえ、利上げに対する経済の感度について注視していく」として、利上げの影響を見定める姿勢を示した。また、ポロズBOC総裁は9月末に行った講演で「金利にあらかじめ決まった道筋はない」「金利を機械的に操作しない」と述べて慎重なスタンスを示した。さすがに今回は利上げを強行する理由は見当たらないようだ。焦点は今後の追加利上げに対するBOCの姿勢であり、引き続き慎重姿勢が強調されるようならカナダドルが売られる可能性がありそうだ。政策金利発表後に行われるポロズ総裁とウィルキンス副総裁の会見にも注目が集まるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)