トレジャー・ファクトリー <3093> はリユースショップを展開し、既存店強化、多店舗展開、新業態開発、買い取り強化を積極推進している。18年2月期第2四半期累計は減益だったが、通期は2桁増益予想である。9月の既存店売上は4ヶ月連続前年比プラスと好調だ。株価は安値圏モミ合いから上放れた。基調転換して戻りを試す展開が期待される。
 
■リユースショップを首都圏中心にチェーン展開
 
 総合リユース業態トレジャー・ファクトリーや服飾専門リユース業態トレファクスタイルなどのリユースショップを、首都圏直営店中心にチェーン展開している。17年2月期末時点の店舗数は、16年9月子会社化したカインドオルも含めてグループ合計136店舗だった。
 
 中期成長に向けた戦略として、既存店強化(店舗移転・リニューアル、出張・宅配など一般買い取り強化による売上総利益率改善)、多店舗展開(複数業態組み合わせて年間12店舗前後の新規出店、全国大都市圏への展開)、新業態開発・出店、海外事業を推進している。
 
 目標数値には19年2月期売上高175億78百万円、償却前営業利益12億91百万円、営業利益9億72百万円、経常利益10億01百万円を掲げている。配当性向は25%以上を当面の目標としている。
 
■18年2月期第2四半期累計は増収減益
 
 今期(18年2月期)第2四半期累計(3~8月)の連結業績は、売上高が前年同期比28.5%増の77億16百万円、営業利益が54.5%減の1億57百万円、経常利益が47.2%減の1億88百万円、純利益が47.1%減の1億20百万円だった。
 
 既存店売上(単体)が101.6%と回復し、計画(4店舗)を上回る9店舗の新規出店、カインドオルの連結(前期は第3四半期から連結)も寄与して大幅増収だったが、売上総利益率の低下や新店費用の先行発生などで利益は計画を下回り、大幅減益だった。
 
 差引売上総利益は20.9%増加したが、差引売上総利益率は62.3%で3.9ポイント低下した。既存店の売上総利益率が1.6ポイント低下し、カインドオルの連結も影響した。販管費は28.2%増加したが、販管費比率は60.3%で0.2ポイント低下した。
 
■18年2月期通期は2桁増収増益予想、9月既存店売上も好調
 
 今期(18年2月期)連結業績予想(4月12日公表)は売上高が前期(17年2月期)比23.2%増の164億20百万円、営業利益が16.1%増の8億53百万円、経常利益が16.2%増の8億81百万円、そして純利益が19.7%増の5億81百万円としている。既存店売上は101.0%、既存店の売上総利益率は前期(64.8%)と同水準を目指すとしている。
 
 既存店におけるマーケティング強化、13店舗前後の新規出店、カインドオルの通期寄与などで2桁増収増益予想である。前期出店した名古屋と福岡の早期収益化、新業態の多店舗展開の本格化、カインドオル不採算店のテコ入れを推進する。また「トレファクONLINE」を10月から本格始動する。タイは11月に2号店をオープン予定である。
 
 月次売上(単体直営店の店舗売上、前年比速報値ベース)を見ると、17年9月は全店114.3%、既存店105.5%だった。既存店は衣類・生活雑貨・服飾雑貨が好調に推移して4ヶ月連続の前年比プラスとなった。新規出店は2店舗で店舗数は110店舗(うちFC4店舗)となった。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が47.0%、営業利益が18.4%、経常利益が21.3%、純利益が20.7%である。新規出店が計画の13店舗を上回る見込みであり、新店の下期収益貢献が見込まれるとしている。既存店も好調に推移しており、通期ベースでは好業績が期待される。
 
 なお配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。予想配当性向は30.4%となる。
 
■株価は安値圏モミ合いから上放れ、基調転換して戻り試す
 
 株価は安値圏800円近辺でのモミ合いから上放れの展開となり、10月17日には985円まで上伸した。9月既存店売上を好感し、第2四半期累計決算発表もアク抜けとなった可能性がありそうだ。
 
 10月19日の終値931円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円48銭で算出)は17~18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS333円69銭で算出)は2.8倍近辺である。時価総額は約106億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じて先高感を強めている。基調転換して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)