前月の英中銀(BOE)理事会の声明で「景気やインフレの加速が続けば『数カ月以内に』政策金利を引き上げる公算が大きい」との見方を示した事により、次回11月理事会での利上げ期待が高まっている。金利先物市場から見た11月理事会での利上げ確率は約82%に達しており、この期待を維持できるか本日の英9月消費者物価指数に注目したい。

 市場予想は前年比+3.0%と、8月(+2.9%)から伸びの加速が見込まれる。予想を上回る伸びとなれば、BOEのインフレターゲットの上限を突破する事となるため、利上げ期待が一段と高まってポンドが買われる公算である。

 ただ、英国の欧州連合(EU)離脱交渉の難航によるハードブレグジット懸念がくすぶっており、前月をも下回る伸びに留まるようならば利上げ期待が後退してポンド売りの展開となりかねない。今回は期待が高まる中で迎える事から、発表直後は荒れた相場模様となりそうだ。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)