昨日のドル/円は112円台を回復。一時は111.60円台まで下落して9月26日以来の安値を付ける場面もあったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補としてジョン・テイラー氏が浮上すると、米債利回りの上昇とともにドルが買われた。米スタンフォード大学の教授であるテイラー氏は、マクロ経済指標の数値を計算式に代入して適正な政策金利を導き出す「テイラールール」の考案者であり、資産買い入れなどの非伝統的金融政策に批判的な立場を取る。仮にテイラーFRB議長が誕生すれば、金融引締めが強化されるとの思惑を呼んだと見られる。
 もっとも、トランプ米大統領は週内にイエレン現FRB議長と面談を行うとされており、次期FRB議長人事はウォルシュ氏(タカ派)とパウエル氏(ハト派)の争いに、テイラー氏とイエレン氏が割って入る形で乱戦模様となっている。当面は、こうしたニュースに敏感にならざるを得ず、ドル/円は神経質な相場展開が続きそうだ。
本日の予想レンジ:111.700-112.700円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)