ユーロ/円は、131.60円台に弱含んでいる。9月26日以降、三度に渡り下げ止まった131.70-80円台を下抜けており、チャート上の次の節目である130.00円前後まで下落余地が拡大したと考えられる。足元のユーロ売り要因は、欧州中銀(ECB)が検討している量的緩和(QE)の縮小が、当初の見通しよりも「小ぶり」なものに落ち着くとの見方が広がった事にある。一部通信社はECB関係者の話として、今年12月までの予定でECBが実施している1カ月あたり600億ユーロの資産買い入れを、来年1月以降は月250-400億ユーロに減額した上で、9カ月延長する計画にECB当局者は大筋合意していると報じた。

 ユーロ/円相場は、これまで半年近くに渡りECBの金融政策正常化への期待を背景に上昇してきただけに、来週26日に行われるECB理事会の決定が上記に沿った内容であれば失望売りが出ても不思議ではないだろう。また、ドラギECB総裁は、先週末13日に「インフレは底を打ったものの、持続的な上昇トレンドとはなっていない」「依然として量的緩和策は必要とされる」などと発言している。26日のECB理事会は「ハト派イベント」となる可能性が高まっているように思われる。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)