米債券市場が休場のため取引は閑散。ドル円は112円台半ばで推移し、値幅も20銭程度に留まる。ユーロドルも小動きの中、一時は1.1669まで売られたが、その後は反発し、1.17台半ばまで値を戻す。株式市場は薄商いの中小幅に続落。GE株が大幅安となり、全体の下げを牽引。ダウは12ドル下げ、他の主要指数も軟調。債券市場は休場。金は続伸し、原油価格も上昇。

ドル/円112.51 ~ 112.73

ユーロ/ドル1.1669 ~1.1756

ユーロ/円  132.13~ 132.49

NYダウ  -12.60 → 22,761.07

GOLD  +10.10 →1,285.00ドル 

WTI  +0.29→ 49.58  

米10年国債  ------  → 2.359%


本日の注目イベント

日  8月国際収支
日  9月景気ウオッチャー調査
朝鮮 北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日
中  中国9月マネーサプライ
独  独8月貿易収支
英  英8月鉱工業生産
英  英8月貿易収支
米  IMF、世界経済見通し発表
米  カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
米  カプラン・ダラス連銀総裁講演
加  カナダ9月住宅着工件数
加  カナダ8月建設許可件数


 NY市場では「コロンブスデー」の祝日のため債券市場は休場。そのため、為替市場も薄商いの中、目立った動きはありません。先週末の雇用統計直後に113円台に乗せ、一時は113円44銭までドルが買われ、約3カ月ぶりのドル高水準を記録したものの、その後は113台を試すことなく、112円台で一進一退です。本日10日が北朝鮮では「朝鮮労働党創建記念日」にあたり、再び挑発行為があるのではないかとの懸念が、ドル円の上値を重くしていますが、現時点ではそのような動きは確認されていないようです。

 ジミー・カーター米元大統領が1994年の訪朝と同じように、問題解決のために北朝鮮を訪問し、金正恩委員長との会談を希望していたが、トランプ大統領がこれをはねつけたと、韓国紙が伝えています。(ブルームバーグ)カーター氏は、歴代大統領の中でも最も北朝鮮に太いパイプを持っているとされ、訪朝が実現すれば、米朝トップが交渉のテーブルに着くことが出来る可能性がありますが、ここでもトランプ大統領の判断が注目されます。

 ドル円は昨日の海外市場ではほぼ112円台半ばで推移し、目立った動きはありませんでした。東京市場が休みで、その後のNY市場では債券市場は休場だったことで、手掛かりが掴めず、値幅も20銭程度に留まっています。先週の後半にこの欄でも述べましたが、ドル円は上に行きたがっているように見えます。中期的なトレンドを示唆する「日足」と「週足」では共に、雲抜けを完成させており、現在、「週足の120週線」に上昇を抑えられている状況です。

 雇用統計直後に113円44銭まで上昇したものの、本日の北朝鮮の挑発行為が懸念されるため上値が限定的になっていますが、無事通過すれば再び上値を試すものと思われます。ただ『日足』の「MACD」では既に『デッドクロス』を見せており、この点には注意が必要かもしれません。

 本日は北朝鮮から挑発行為がなければ、動きにくい展開でしょう。先週連日最高値を更新したNYダウはここ2日は下げていますが、微調整といった印象で、買われ過ぎとは感じていますが、市場の見方は強気です。遅ればせながら追随してきた日本株が今日はどのような展開になるのか、東京時間ではその程度の材料しかありません。予想レンジは112円30銭~113円10銭程度にしたいと思います。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)