ドル/円はこのところ、112円台前半では底堅い一方、113円台前半では上値が重く、112円台後半を中心に、やや停滞気味だ。本日の米9月雇用統計(21:30)が動意付くきっかけとなるか注目されよう。主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数8.0万人増、失業率4.4%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+2.5%となっている。非農業部門雇用者数については、ハリケーンの影響が読めない事から「参考外」との見方が強い。

 また、失業率は米連邦準備制度理事会(FRB)の長期予想(持続可能と見なす水準、4.6%)を下回っており、もはや争点にはなりにくい。市場の関心は、やはり平均時給に向かう事になるだろう。賃金の伸びが加速する兆候が見えれば、米長期金利の上昇とともにドル/円が113円台前半の抵抗帯を突破する可能性が高まる一方、予想に届かなければ112円台前半のサポートを割り込む事も考えられる。本日の米9月雇用統計は、ドル/円相場の当面のトレンドを決定付ける可能性があるため要注目だ。

 本日の予想レンジ:111.900-113.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)