ドル円は欧州市場にかけて軟調な動きとなり、112円台前半まで売られたものの、NY市場では反発。ISM非製造業景況指数が高水準だったことで112円93銭までドル高が進む。ADP雇用者数は予想通りであったことから相場への影響はなかった。ユーロドルは小動き。前日同様に、1.17台半ばから後半で推移。株式市場は小幅ながら続伸。ダウは5日続伸し、S&P500と共に最高値を更新する。債券相場は変わらず。朝方は買われたものの、後場には上げ幅を失い、前日と変わらず。金は反発し、原油は3日続落し、節目の50ドルを割り込む。

9月ADP雇用者数         → 13.5万人

9月ISM非製造業景況指数   →  59.8

ドル/円112.36 ~ 112.93

ユーロ/ドル1.1747 ~1.1788

ユーロ/円  132.35~ 132.83

NYダウ  +19.97 → 22,661.64

GOLD  +2.20 →1,276.80ドル 

WTI  -0.10→ 49.88  

米10年国債  ±0 → 2.323%


本日の注目イベント

豪  豪8月貿易収支
豪  豪8月小売売上高
欧  ECB議事要旨
米  新規失業保険申請件数
米  8月貿易収支
米  パウエル・FRB理事講演
米  ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
米  ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米  ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
加  カナダ8月貿易収支

 ドル円はISM非製造業景況指数が高水準だったことでドル高が進み、112円93銭まで上昇したものの、9月のADP雇用者数が予想通り、13.5万人だったことを受けて伸び悩み、ドルの上値は限定的でした。この日は株の動きも限定的で、金利もやや低下したことでポジション調整のドル売りも出たようで、112円36銭前後まで下押しする場面もありましたが、下値も勢いはなく、112円70-80銭で取引を終えています。

 先日のISM製造業景況指数が13年ぶりの高水準を記録しましたが、昨日発表されたサービス業部門でも、市場予想の「55.5」に対して「59.8」と、こちらも12年ぶりの高水準でした。ブルームバーグによると、米経済はハリケーンに見舞われた後も、総じて活力があることが示唆されたと論じています。

 一方のADP雇用者数についても、予想通り13.5万人だったことで、明日の雇用統計でも事前予想の8万人は達成できるのではないかといった安心感が広がっていると、ブルームバーグは伝えています。2度の大きなハリケーンに見舞われた米国でしたが、FOMCでも議論されたように、どうやらその影響は『一時的』だったと判断できそうです。

 ドル円は111-114円のレンジを形成している状況ですが、今週は現時点では上下に大きな動きはありません。テクニカルでは「日足」と「週足」で雲を上抜けしており、ドルの上昇を示唆していますが、113円台前半からの下げで、短期の「1時間足」ではbr>一旦雲を下抜けして下落傾向を見せ、やや反発しています。明日の雇用統計をきっかけに、「日足」や「週足」が示すように113円台前半を上抜けし、新しいレンジを形成するのか。あるいは「1時間足」がここからのドル下落の「先行指標」になるのか、明日の指標は注目されます。本日の予想レンジは112円30銭~113円30銭程度とします。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)