ユーロ/ドル相場は、9月に1.20ドル台でひとまず天井を付けたのち弱含んでおり、昨日は一時1.17ドル台を割り込む場面もあった。足元では、米国の年内追加利上げ観測やトランプ政権の税制改革への期待が再燃するとともにドルが持ち直しており、ユーロ/ドル相場を圧迫している。

 本日は米国で9月ADP全国雇用者数や9月ISM非製造業景況指数などの重要経済指標が発表される。8月後半から9月前半に立て続けに米南部を襲った大型ハリケーンの影響が懸念されているが、それだけにポジティブ・サプライズが起きやすいという面もある。現に、一昨日の米9月ISM製造業景況指数は悪化予想に反して改善した。また、本日はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演も予定されている。議長は、先月後半の講演で「物価上昇率がFRB目標の2%に戻るまで政策を据え置くのは賢明ではない」と述べて12月利上げに前向きな姿勢を示した。

 引き続き、ドルが上昇しやすい地合いにあると見られる事から、ユーロ/ドルは下値を模索する展開が続きそうだ。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)