ストリーム <3071> (東マ)は家電やパソコンなどのネット通販事業を主力として、オンライン・ゲーム事業や子会社エックスワンの化粧品販売事業も強化している。18年1月期第2四半期累計が減収減益となり、通期予想も減額修正したが、増益予想を維持している。株価は下値固め完了感を強めている。
 
■家電製品やパソコンなどのネット通販が主力
 
 家電製品、パソコン、デジタルカメラなどを販売するネット通販サイト「ECカレント」「イーベスト」「特価COM」の運営(インターネット通販事業)を主力に、連結子会社エックスワンの化粧品・健康食品販売(ビューティー&ヘルスケア事業)、その他事業(各種販売支援事業とオンライン・ゲーム事業)も展開している。
 
 17年1月期の事業別売上高構成比(連結調整前)は、インターネット通販事業が85%、ビューティー&ヘルスケア事業が11%、その他事業が4%だった。各種販売支援事業はラオックス <8202> の国内免税店37店舗において、訪日観光客向けエックスワン商品の店舗販売を支援している。
 
 なお収益面では、エックスワンの会員収入が期末に集中するため、エックスワンの収益は第4四半期の構成比が高くなる季節要因がある。
 
■インターネット通販事業はアイテム数充実や適正利益確保などを強化
 
 インターネット通販事業は売れ筋商材の確保、アイテム数の充実、在庫の適正化、適正利益の確保などを推進している。17年4月にはインターネット通販サイト「Onesmart(ワンズマート)楽天市場店」をオープンし、連結子会社エックスワンのラインナップから最先端の再生医療技術を応用したヒト幹細胞コスメ「XLUXES(エックスリュークス)」シリーズなどを販売している。
 
■ビューティー&ヘルスケア事業は国内免税店販売を強化
 
 連結子会社エックスワンのビューティー&ヘルスケア事業は、ラオックス <8202> と提携し、17年7月末時点でラオックス免税店40店舗においてコスメティック関連商品を販売している。
 
 また専用エステ・サロン「XLUXES AOYAMA」を青山・骨董通りに、幹細胞コスメ「XLUXES」を主力としたコスメ・ブティック「XLUXES GINZA」を銀座八丁目に路面店として開設し、東京・青山に美容総合スクール「ビューティーマスターカレッジ(BMC)」を開校している。
 
■オンライン・ゲーム事業は配信を共同企画・運営
 
 オンライン・ゲーム事業は、DMM社および中国大手ゲーム系企業Youzu社が発表したスマホ向けゲームアプリ高速バトルRPG「三国ブレイズ」の配信で、DMM社と共同企画・運営している。
 
■18年1月期2Q累計は減収減益
 
 今期(18年1月期)第2四半期累計(2~7月)の連結業績は、売上高が前年同期比10.1%減の101億59百万円、営業利益が61.2%減の53百万円、経常利益が61.9%減の47百万円、純利益が58.8%減の37百万円だった。売上高、利益とも計画を下回り、減収減益だった。
 
 売上面では、インターネット通販事業における販売減少、ビューティー&ヘルスケア事業における新商品発売前の買い控え等による会員向け販売の減少、および国内免税店における訪日観光客向けの販売の減少で減収だった。また利益面では、インターネット通販事業における広告宣言費の増加、ビューティー&ヘルスケア事業における新商品導入に伴うセミナー開催等に係る広告宣伝費や会議費の上半期への集中投入が影響した。
 
 売上総利益は5.3%減少したが、売上総利益率は22.8%で1.1ポイント上昇した。販管費は1.9%減少したが、販管費比率は22.3%で1.9ポイント上昇した。
 
 セブメント別に見ると、インターネット通販事業は売上高が11.9%減の85億85百万円で営業利益(連結調整前)が40.9%減の87百万円、ビューティー&ヘルスケア事業は売上高が6.8%減の11億18百万円で営業利益が82.5%減の7百万円だった。その他事業は売上高が21.2%増の7億17百万円で営業利益が70.5%増の97百万円だった。
 
 インターネット通販事業の商品カテゴリ別売上は、家電が21.0%減収、パソコンが3.9%増収、周辺機器・デジタルカメラが2.4%増収、その他が5.8%減収だった。扇風機やエアコンなどの季節商品が6月の低温の影響を受けた。ビューティー&ヘルスケア事業の売上高内訳はパーソナルケア(化粧品)が9億05百万円、ヘルスケア(健康食品)が1億61百万円、その他が51百万円だった。ビューティー&ヘルスケア事業では、ヒト幹細胞培養液を配合した新シリーズ「XLUXESプロケアビヨンド」全4種11アイテムを17年5月から順次販売開始している。
 
■18年1月期通期予想を減額修正だが増益予想を維持
 
 今期(18年1月期)連結業績予想は9月6日に減額修正し、売上高が前期(17年1月期)比5.4%減の208億30百万円、営業利益が7.6%増の2億02百万円、経常利益が7.4%増の1億86百万円、純利益が45.1%増の1億24百万円とした。
 
 期初計画(3月14日公表)に対して売上高を28億23百万円、営業利益を93百万円、経常利益を90百万円、純利益を84百万円減額した。売上総利益は1.3ポイント上昇の23.3%、販管費比率は1.3ポイント上昇の22.4%の計画である。
 
 第2四半期累計の売上減をカバーできず、またビューティー&ヘルスケア事業において、連結子会社エックスワンが10月に創業30周年を迎えるにあたり、下期から来期にかけて関連プロモーション企画に伴う広告宣伝費の追加を予定していることも影響する。ただし減額修正後も増益予想を維持している。
 
■20年東京五輪に向けてテレビ買い替え需要も期待
 
 重点戦略として、インターネット通販事業ではWEBマーケティングによる販促強化、販売効率の向上、販売価格の適正化と粗利益の確保などの施策を強化し、子会社エックスワンでは、訪日外国人旅行客をターゲットとする免税店での販売強化、新製品の開発・販売を推進する。20年東京夏季五輪に向けてテレビ買い替え需要も期待される。
 
■株主優待制度は1月期末に実施
 
 株主優待制度は毎年1月31日現在の100株以上~2500株未満所有株主に対して優待割引券1枚(1000円相当)、2500株以上~5000株未満所有株主に対して優待割引券3枚(3000円相当)、5000株以上所有株主に対して優待割引券5枚(5000円相当)を贈呈する。
 
■株価は下値固め完了感
 
 株価は安値圏モミ合いだが、9月の直近安値圏110円近辺から切り返して下値固め完了感を強めている。10月2日には125円まで上伸する場面があった。
 
 10月2日の終値121円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円56銭で算出)は26~27倍近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS64円55銭で算出)は1.9倍近辺である。時価総額は約35億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。下値固め完了して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)