為替は先週一時、2カ月以上ぶりに1ドル=113円台を回復。週末はやや押し戻されて112円台でした。9月8日に107円台で底打ちして短期的には円安トレンドに転換。今回の円安トレンドにおけるターゲットは当初から114円前後(113円台半ば~)を掲げてきて、先週はブログで、もしかすると最大116円台もあるかなという見方も追加しました。現状、円安トレンドは継続中ですので、今週もターゲット114円前後(113円台半ば~116円)を維持します。
 
 ただちょっと気になる点があります。水準的には、もう少し円安に伸びる余地があると思われるのですが、期間的には、結構、日数が経過している状況です。今年4~5月の円安トレンドは、約17営業日(約3週間半)、今年6~7月の円安トレンドは、約19営業日(約4週間弱)、あの去年暮れのトランプ大相場でさえ、約26営業日(約5週間)。今年、日米の経済環境は大きく変わっていないので、ざっと4週間前後を目安と考えてよいのではないかと思います。
 
 今回の円安トレンドは15営業日(約3週間)がすでに経過。残り期間の目安は1週間(長く見積もっても2週間)。それまでに、ここから少なくとも値幅1円以上、円安方向へ伸びきれるかどうか?今週金曜日には、アメリカの雇用統計発表が予定されていますし、トランプ政権が注力する税制改革の話題もありますし、期待以上のものが出れば、一段のドル高(円安)のシナリオは十分に考えられるかと思います。
 
 一方で、今回の円安トレンドが尻すぼみで終わるとすれば、今週、注意すべき水準は111円台後半。そのあたりに下値サポート帯が位置しており、仮に週明けから円高の動きが発生しても、それ以上の水準ならば、円安トレンド継続中との見方を維持。もしも、割り込むほど円高が拡大しますと、トレンド転換の可能性が高まりますから一旦撤退。そのようなスタンスでよいのではないかと思います。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)