ハピネット <7552> は、前週末9月29日に32円高の1834円と6営業日続伸して引けた。同社株は、今年9月25日に今年11月10日予定の決算発表に先立って、今2018年3月期第2四半期(2017年4月~9月期、2Q)累計業績の上方修正を発表したばかりで、これをテコに割安ディフェンシブ株買いが増勢となった。今3月期通期業績は、期初予想を据え置いたが、今後、クリスマス商戦、年末年始商戦のゲーム需要期を迎え2Q累計業績と同様に上方修正が有力として一段の業績期待も高めている。
 
■「Nintendo Switch」の本体および関連ソフトが好調に推移
 
 同社の今期2Q累計業績は、期初予想より売り上げを60億円、営業利益と経常利益を4億円、純利益を2億円それぞれ引き上げ、売り上げ830億円(前年同期比14.5%増)、営業利益16億円(同89.5%増)、経常利益15億円(同2.02倍)、純利益9億円(同2.73倍)と見込み、売り上げは大幅増収転換するとともに、利益はV字回復する。ビデオゲーム事業で任天堂<7974>(東1)の「Nintendo Switch」の本体および関連ソフトが好調に推移したことが、上方修正要因となった。
 
 今3月通期業績は、最大の商戦のクリスマス・年末年始商戦の状況が現時点で不透明として期初予想を据え置き、売り上げ1800億円(前期比3.4%増)、営業利益42億円(同13.6%増)、経常利益40億円(同14.9%増)、純利益25億円(同22.5%増)と見込んでいる。ただ「Nintendo Switch」そのものが、増産しているもののなお供給不足が続き、関連ソフトも、ソフトメーカーを含めて次々と有力タイトルが発売されヒットが有力視されており、2Q累計決算発表時などに上方修正に進む可能性が高まる。
 
■PERは16倍台と相対的に割安で年初来高値を目指し二段上げが加速
 
 株価は、今年4月に配当権利落ち後安値1605円から今期業績の増収増益転換予想を評価して年初来高値2234円まで4割高し、2000円台を上限とする200円幅の中段保ち合いを続けたが、北朝鮮情勢緊迫化による地政学リスクの高まりで1662円安値に突っ込んだ。同安値から今期2Q累計業績の上方修正や、任天堂の株価が、8年ぶりに4万円台を回復する高人気の波及などで200円幅のリバウンドをしてここまで上値を抑えていた25日移動平均線を上抜いた。それでもPERは16倍台、PBRは1.25倍、配当利回りは1.63%となおゲーム関連株として相対的に割安な評価にとどまっている。年初来高値奪回を目指し25日線からの二段上げが加速しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)