「イデコ(iDeCo)が気にはなっているものの、実際にはまだ始めていない」、または、「iDeCoを始めたものの、使い方が今一つ良くわからない」という方にピッタリな書籍がビジネス教育出版社から出版された。『40歳からのiDeCo徹底活用』は、LMコンサルティングのディレクターである岡田正樹氏とモーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏の共著で、「いまからの投資信託で 安心できる老後の蓄えをつくりだす」という副題にもある通り、iDeCoを通じて初めて投資をする方に分かりやすく投資のノウハウを伝える実践的なガイド本になっている。

 「iDeCoの3大メリット」といわれ、「拠出時(毎月の掛金が全額所得控除になる)」「運用時(運用益が非課税)」「受取時(退職所得控除等)」の3段階で節税メリットが受けられると説明される。「拠出時」と「受取時」のメリットは、iDeCoを始めるだけで誰でも受けられる(所得税を支払っていない専業主婦(夫)の人は、掛金の全額所得控除のメリットは受けられない)が、「運用時」のメリットは、マイナス金利の現在、元本確保型商品で運用していては効果がほとんど受けられない。

 「iDeCoの徹底活用」には、iDeCoの運用商品である投資信託をしっかり使って、運用によって資産を増やしてこそメリットがでてくる「運用時」の節税メリットを活用しようというメッセージが込められている。

 投資信託で運用しようと思っても、これまで投資信託を使ったことがないと、とまどうばかり。「何をどうすれば良いのかさっぱりわからない」と感じてしまうことだろう。実際に、iDeCoを取り扱っている金融機関に相談しても、「あなたの場合は、A投信とB投信を1万円ずつ買うようにしましょう」などと、運用について具体的なアドバイスをもらうことはできない。「iDeCoの運用は自己責任」、「運用先は加入者本人が決める」ことが大前提になっているからだ。

 『40歳からのiDeCo徹底活用』は、第1章(iDeCoの概要)と第2章(iDeCoの加入で豊かな老後を)を岡田氏が執筆し、第3章(職業タイプ別のiDeCo活用法)と第4章(投資信託のポートフォリオ例)を朝倉氏が担当している。年代別のモデルポートフォリオの紹介など、運用を始めるために具体的にどうすれば良いのかが分かりやすく示されている。

 発売日:2017年9月25日。発行:ビジネス教育出版社。定価:本体1,400円+税。