本日は、南アフリカ中銀(SARB)が政策金利を発表する。市場予想によると6.50%への利下げが見込まれている。前回の7月会合で6.75%に引き下げており、予想通りの展開なら2会合連続での利下げとなる。南ア4-6月GDPは3期ぶりのプラス成長となったものの、7月の小売売上高が前月比で減少するなど、低空飛行が続く経済情勢が利下げを正当化すると見られている。昨日発表された8月消費者物価指数も、前年比+4.8%と市場予想を下回り、5カ月連続でSARBのインフレ目標レンジ内(3-6%)にとどまった。インフレ上昇圧力が低い事も利下げ観測を後押ししている。

 もっとも、0.25%の利下げ自体は広く予想されている事や、(引き下げられたとしても)6.50%の政策金利は相対的に高い事から、南アランドに強い下落圧力がかかる可能性は低いだろう。ただ、SARBが更なる利下げを示唆した場合や、南ア政府との確執を詳らかにした場合は、ランド売りを誘う可能性もある。利下げ幅が予想通りであれば、声明やクガニャゴ総裁の会見がカギとなりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)