米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心が集まっている。FOMCは、バランスシートの縮小(満期債権の再投資停止)を正式に発表する公算の一方、追加利上げは見送る可能性が高いと見られている。最大の焦点は、12月利上げに対するスタンスだろう。12月利上げの可能性を巡っては、声明と同時に発表されるFOMCメンバーの政策金利予測に注目が集まりそうだ。前回6月時点の予測では2017年末のFF金利適正水準として1.375%(中央値)が示されており、この時点でFOMCは「年内もう1回」の0.25%利上げを見込んでいたと考えられる。

 その後、米インフレ鈍化などから「年内もう1回」の利上げ見通しに不透明感が広がった経緯がある。それだけに、FOMCが今回「年内もう1回」の見通しを維持するか否かは、ドルの動きにとって最重要ポイントとなろう。年内利上げあり=ドル高、利上げなし=ドル安という素直な反応が見込まれる。ドル/円は、200日移動平均線(執筆時112.218円)が日足チャート上の上値ポイントであり、一目均衡表の雲下限(同110.605円)が下値ポイントになるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)