先週金曜日朝、北朝鮮がまたミサイル発射の暴挙に出ました。一時的に109円台へ急落しましたが、すぐに持ち直して週末もしっかり110円台をキープしました。さて、為替相場の現状認識と今週の見通しについて。先週は連日書いていましたし、金曜朝のミサイル発射直後の緊急速報でも書きましたが、下値サポート帯109円台後半が、強力に下支えしています。方向性は、上向き(円安トレンドに向かおうとしている)との判断を維持したいと思います。
 
 つまり、今週また何らかの円高要因が発生して、相場が急落した場合でも、109円台では下支えされやすいと考えられます。もうそこまでは落ちないかもしれませんし、朝鮮半島の緊張が極度に高まることさえなければ、相場の方向性は上方向(円安方向)を向いていますので、これから月末にかけて円安がさらに進む可能性もありそうです。具体的には114円前後(113円台後半~115円近辺)が今回の円安トレンドの最終的なターゲットとして浮上しています
 
 ユーロ円については、先週水曜の朝のブログ記事で次のように書きました。「この夏、7月以降のレンジを上抜けようかという状況です」、「現状、短期的な上値メドは132円台半ばから最大133円台半ばあたり」。先週金曜終値で、当初の上値メドの最低ラインである132円台半ばまで上がってきました。今週は引き続き、当初の上値メドの最大ラインである133円台到達を期待したいです(細かく計測すると133.4円あたり)。
 
 豪ドル円について。今年は長期的には比較的安定した推移が続いています(年初来安値81円台~年初来高値89円台)。先週末は1豪ドル=88円台。やはりどうしても、年初来高値付近では上値を抑制されやすいです。が、中期的な視野で見ますと、米ドル円が上記の大きな円安メドに向かうなど円相場全体で円安の流れが強まりますと、豪ドル円も90円手前の抑制帯を突破して、最大で92円へと浮上するシナリオも十分に考えられます。
 
 日経平均株価は、先週金曜日の緊急速報でも書きましたように、北朝鮮リスクは今後もあるものの、特別に緊張が高まることがなければ、短期的な上昇トレンドが継続して、上昇メドはざっと2万500円前後(2万400円近く~2万600円近辺)と見ています。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)