昨日のドル円は、米8月消費者物価指数の上ブレを受けて111円台にワンタッチしたが、その後は北朝鮮リスクが再燃する中で失速。今朝方には、その北朝鮮が北海道・東北方向にミサイルを発射したとの報道を受けて109.50円台まで下落する場面があった。ただ、これまでのところ、北朝鮮問題による下落は数時間から数日を経て反発するケースがほとんどだ。

 今回についても、(1)昨日来の報道でミサイル発射はある程度想定されていた点、(2)前回を上回る規模の発射実験ではなかった点、(3)直接的な被害はなかった点などから、下値を売り込む動きにはならないと見る。なお、NYタイムには米8月小売売上高(21:30)をはじめとする重要統計が複数発表される。市場の関心は、時間の経過とともに北朝鮮情勢から米経済情勢へと移っていくだろう。

 本日の予想レンジ:109.500-110.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)