FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)は12日、台湾の通信・IT製品ディストリビューターのシネックス・テクノロジー・インターナショナル・コーポレーション(Synnex Technology International Corporation)に、卸売部門を手掛ける子会社FPTトレーディング(FPT Trading)株47%を売却した。売却価格は3500万USD(約38億5000万円)。
 
  FTPはまた、FPTトレーディングの幹部を対象に、FPTトレーディング株5%を売り出す計画。同計画を実施すれば、FPTが保有するFPTトレーディング株は48%へと減少する見通しだ。
 
  ホーチミン市証券[HCM](Hochiminh Securities)によると、この出資金回収(FPTトレーディング株52%相当)による売却益は4900億VND(約23億8000万円)に上る見込みだ。
 
  FPTトレーディングは現在、国内の通信・IT製品の卸売分野で最大のシェア40%を握っている。上半期は、売上高が前年同期比▲4.9%減の5兆3380億VND(約260億円)、税引前利益が同▲17.6%減の1500億VND(約7億3000万円)だった。
 
  これに先立ちFPTは、英系ファンド運用会社のドラゴンキャピタル(Dragon Capital)とビナキャピタル(VinaCapital)に対し、小売事業を手掛ける子会社のFPTリテール株600万株(発行済株式の30%相当)を売却し、保有率を85%から55%へと引き下げた。売却額は3900万USD(約43億円)。FPTは2017年第4四半期中に、FPTリテールの新規株式公開(IPO)で持ち株をさらに10%売却し保有率を45%とし、2018年にもFPTリテール株をホーチミン証取(HOSE)に上場させる計画だ。(情報提供:VERAC)