昨日のドル円は、今月1日以来の110円台を回復。北朝鮮情勢やハリケーン「イルマ」をめぐる懸念が緩和した事で、この日もドルを買い戻す流れが続いた。こうした動きによって、25日移動平均線(トランプ米大統領が北朝鮮に対して「炎と猛威に直面する事になる」と警告してから昨日までおよそ25営業日)を回復しており、ドル/円相場は概ね中立水準に戻ったと考えられる。

 市場の関心は、そろそろ本筋の米経済情勢に向かう事になるだろう。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関する思惑を左右する材料としては、明日の8月消費者物価指数が本命だが、本日の8月生産者物価指数(21:30)の結果にも注目が集まりそうだ。なお、総合、コアともに前年比で伸びが加速すると見られている。複数のFOMCメンバーの低インフレ懸念に反して予想以上の伸びを示せば12月の追加利上げ期待が高まる可能性もある。

 本日の予想レンジ:109.500-110.700円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)