地場畜産大手のフンニョン社(Hung Nhon)は9日、メコンデルタ地方ロンアン国際港からベトナム産鶏肉製品の対日輸出を開始した。ベトナムの鶏肉製品が外国に正規輸出されたのは今回が初めて。

  輸出された鶏肉製品は、養殖から加工、輸出に至るまで一貫生産体制で生産され、品質に極めて厳しい日本の食品安全衛生基準を満たしている。日本への月間輸出量は360t、年末までに2000tに達する見通し。対日輸出向け費用はベトナム国内販売向けの3倍に上るが、利益は+20%増加する見込みだ。

  フンニョン社は鶏肉製品の生産・輸出における一貫生産体制を構築すべく、地場企業のほかオランダの飼料生産大手デヒューズ社(De Heus)とも協力している。地場ベルガ社(Bel Ga)が種鶏、デヒューズ社が畜産飼料を供給し、フンニョン社が飼育を担当する。また、株式会社児湯食鳥(宮崎県川南町)と地場鶏肉加工販売会社ユニテック・エンタープライズが東南部地方ドンナイ省に設立した合弁会社の児湯&ユニテック(Koyu & Unitek)が調達・屠殺・輸出を手掛けている。

  フンニョン社は現在、ドイツの農業機械メーカーであるビッグダッチマン(Big Dutchman)の最新技術を応用した鶏飼育場28か所を運営しており、毎年300万羽、卵1億3000万個を市場に供給している。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)