東京市場のドル/円は、前日の大幅上昇の後だけに109.50円台では伸び悩んだ一方、日本株の大幅高に支えられて下値も109.20円台どまりでした。

 国連安保理の北朝鮮に対する制裁決議の内容が伝わり、同国の出方を見極めたいとのムードが広がった事もあってほぼ横ばい圏での推移となりました。

 この後の展開を左右する欧米市場の注目材料を確認しておきましょう。

9/12(火)
17:30☆英8月消費者物価指数
17:30 英8月小売物価指数
17:30 英8月生産者物価指数
22:45 コンスタンシオECB副総裁、講演
26:00☆米10年債入札(200億ドル)
※☆は特に注目の材料

 北朝鮮リスクとハリケーン「イルマ」の被害拡大リスクが揃って後退しており、こうした明るいムードがどこまで続くかが、欧米市場の最大の焦点でしょう。

 ドル/円直撃系の手掛り材料としては、米10年債入札に注目です。

 昨日のNY市場では、3年債入札が不調に終わり、長期金利の上昇に拍車がかかるとドル/円の上昇が加速するという場面がありました。

 来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えている事もあって入札結果の読みが難しいだけに、ドル/円にとっても波乱要素となる可能性があります。

 また、英国では消費者物価指数をはじめとする8月のインフレ統計が発表されます。

 明後日14日に英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)を控えて、こちらにも注目が集まりそうです。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:108.600-110.100円)
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)