ASIANSTAR(エイシアンスター) <8946> (JQ)は不動産関連事業を展開している。17年12月期大幅増収増益予想である。株価は安値圏でモミ合う展開が続いているが、下値固めが完了し、収益改善を見直す動きが期待される。
 
■国内と中国で不動産事業を展開
 
 15年4月、陽光都市開発からASIANSTAR(エイシアンスター)に商号変更し、不動産関連事業を展開している。16年5月に資本提携先を変更し、上海徳威企業および徳威国際(上海徳威企業の100%子会社)の2社と資本提携契約を締結した。
 
 投資用マンション「グリフィンシリーズ」企画・販売事業を一旦縮小し、国内の不動産管理・賃貸・仲介事業のストック型フィービジネスへ事業構造を転換した。14年2月には中国における不動産関連事業(サービスアパートメント運営管理事業、ワンルームマンション賃貸事業)へ進出した。また国内では15年2月開始したリゾート開発事業も推進している。収益は大型案件によって変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(17年12月期~18年12月期)では、資本提携先である上海徳威企業との協業、および収益不動産の仕入・販売体制をさらに強化することにより、不動産販売事業を拡大するとしている。さらに不動産販売事業と不動産管理事業のシナジー効果が見込めるインバウンド関連の新規事業(インバウンド戦略)を開始することで、グループとしての収益力向上を目指す。
 
 経営目標数値には、17年12月期売上高35億円、営業利益2億50百万円、純利益2億円、ROE9.2%、18年12月期売上高50億円、営業利益4億円、純利益3億円、ROE12.2%を掲げている。収益基盤および財務基盤を強固にすることで、配当の再開および株主優待の実施など将来の株主還元に繋げるとしている。
 
■17年12月期大幅増収増益予想で収益改善
 
 今期(17年12月期)通期の連結業績予想(2月16日公表)は、売上高が前期(16年12月期)比2.6倍の36億33百万円で、営業利益が43倍の2億59百万円、経常利益が2億44百万円の黒字(前期は3百万円の赤字)、そして純利益が21.1%増の2億05百万円としている。配当は無配を継続する。
 
 第2四半期累計(1~6月)は売上高が前年同期比43.8%増収で、営業利益が3.7倍増益となり、経常利益と純利益は黒字化した。物件購入に係る融資関連の手数料の発生、為替差損の発生などで経常利益と純利益は計画を下回ったが、新築戸建て販売の好調や収益物件の増加などで大幅営業増益だった。
 
 通期ベースでは、不動産販売事業において横浜エリアを中心とした戸建販売戸数の増加および都内収益不動産の販売を図り、不動産仲介事業においては投資用物件の積極的な斡旋により収益獲得を目指すとしている。通期ベースでも収益改善が期待される。
 
■株価は収益改善を見直して反発期待
 
 株価は安値圏150円~160円近辺でモミ合う展開が続いている。ただし4月の年初来安値136円を割り込むことなく下値固め完了感を強めている。
 
 9月11日の終値154円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円44銭で算出)は13~14倍近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS116円22銭で算出)は1.3倍近辺である。時価総額は約28億円である。
 
 週足チャートで見ると140円近辺が下値支持線の形だ。下値固めが完了し、収益改善を見直す動きが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)