トランザス <6696> (東マ)は、500円高の2817円ストップ高と3営業日ぶりに大幅反発した。9月9日大引け後に今2018年1月期第2四半期決算を発表。第2四半期業績好調を好感した買いが膨らんだ。同社は、8月9日に東京証券取引所マザーズに上場。インターネットと人を繋ぐ終端となる端末であるターミナルと、それらを活用したシステム等をエンタープライズ向けに提供している。IoTソリューションサービスでは、ターミナルの設計・開発から運用保守までの完全垂直統合を実現し、VAR(パートナー)が望むターミナルを柔軟に開発し提供している。IT業務支援サービスでは、顧客が要望する業務システムやIT機器の導入から、それらのメンテナンスまでサポート。販売管理システム、会計システム、在庫管理システムの開発等様々なプロジェクトを幅広く手掛けている。

 今18年1月期第2四半期は、映像配信分野において販売パートナーであるValue Added Reseller(VAR)へのセットトップボックス(STB)の納品が大幅に増加したほか、IT業務支援サービスでは、アプリケーションソフトウェアやシステムの開発及びメンテナンスの提が業績に寄与。IoTソリューションサービスの作業支援分野においてはドイツのIndustry4.0に始まる産業界におけるIoT化(モノのインターネット化)が進んでおり、前年度に新たに提供を開始したウェアラブルデバイスの営業を本格的に開始し、VARとともに工場や倉庫において実証実験を行い、事業拡大に向けた取り組みを進めている。

 今18年1月期第2四半期業績実績は、売上高5億9300万円、営業利益1億2200万円、経常利益1億1800万円、純利益8000万円に着地。IT業務支援サービスは、前年度から受託開発が減少し、前年同期比で売上が減少したが、IoTソリューションサービスは、新規VARと既存VARの拡販で売上が増加。売上、利益ともに前年同期及び第2四半期計画を上回り順調に推移している。

 今18年1月期業績予想は、売上高12億5200万円(前期比19.1%増)、営業利益2億5600万円(同44.1%増)、経常利益2億4300万円(同31.9%増)、純利益1億6600万円(同49.2%増)を見込む。今期から連結決算としたため、単純比較はできないが、営業利益は前期に比べて44.1%増と高い伸びを予想している。

 株価は、上場2日目の8月10日につけた上場来の高値3695円から9月5日に上場来の安値2275円と調整。リバウンド局面入りとなっている。販売パートナーである、世界的電子機器大手メーカーValue Added Reseller(VAR)へのセットトップボックス(STB)が増加、今後も自社開発ターミナルの展示会等への出展を通じて協業できるVARを発掘し、海外を中心に増やしていく計画で、VARにより様々な分野にウェアラブルデバイス「Cygnus」の用途が広がっており、VARとの協業を核とした早期事業化による業績寄与が期待される。3000円から上には戻り待ちの売りが控えているが、押し目買い優位に高値奪回となるか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)