昨日のドル/円は、一時108.00円台まで下落して年初来安値を更新した。大型ハリケーン「ハービー」「イルマ」の米景気への悪影響が懸念されたほか、欧州中銀(ECB)理事会後に独仏の長期金利が低下(ECBがインフレ見通し引き下げた事が背景)した影響から、米10年債利回りが一時昨年11月以来となる2.03%台に低下する中、ドル売りが活発化した。その後、今朝にかけてやや値を戻してはいるが、明日9日の建国記念日に合わせて北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行うとの観測がある中で上値は限られそうだ。

 ドル/円の108.00円には強い買い需要があると考えられるが、米10年債利回りが節目の2.00%を試す展開となれば割り込んでも不思議ではないだろう。この水準には損失確定のストップロスオーダーも多いと見られるだけに、もし割り込めば下げが加速する事も考えられる。本日のドル/円相場は、下値不安を抱えたままの重苦しい展開となりそうだ。

 本日の予想レンジ:107.500-109.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)